PHILOSOPHY

リサイクルの本質は“価値”です。モノはカタチや場所を変えながらも、価値が在るかぎり再生され続けます。価値を失えば、たちまち循環の鎖は断ち切られ、モノはゴミと化すでしょう。我々リサイクルを生業とする者は、商流そのものを商品とすべきです。常に新たな商流を模索し、既存の商流を流動させながら、時代の変化に則したストリームを創りだし、唯一の本質である“価値”を永らえさせなければならないのです。

「リユース」「リサイクル」とは、モノが不要になったところから、それを必要とするところへのサプライチェーンを最適に構築することだと考えます。今まではその循環をローカルで完結することが妥当とされてきましたが、グローバルな視点で見れば、先進国から開発途上国へという循環こそ、必要かつ適当だという考えに至ります。モノが溢れている日本では廃棄物となりうるものが、開発途上国では有用な資源として歓迎され、現地の国民生活に資することができるのです。地元地域と開発途上国の双方にとって経済的・環境的に大きな意義を持つ、リサイクルのグローカリゼーションを実現すること。それが私たちの貢献です。